Flowe of life -Life is ART-

旅する絵描きの日々と想い。

【豪雨災害】自己完結力とは

f:id:cos2-mos2-kinmeinatsu:20181122014637j:plain




今回は「自己完結力」について。


7月24日。
西日本の豪雨災害(大水害)が起きて約2週間後。






「ボランティアに行こう」

と思い、一番最初に必要だったのは




ボランティア保険
・交通手段(交通費)
・寝床
・移動手段
・風呂
・食糧(食費、生活費)
・水分
・着替えや荷物
・健康とやる気




と、ある程度の現地の情報と知識だ。




一つずつ説明させて頂くと
(※7月、40度近くの猛暑、岡山の真備で活動した、私の場合)



ボランティア保険
→必要かつ重要。活動中の怪我や病気、人の物を壊してしまった場合など
様々なトラブルが予想されるボランティア。自分に合ったプランの保険に入るべし。
社会福祉協議会にて申し込みと振り込みをして完了。(500円前後)
保証期間は加入日〜次の3月31日まで。
詳しくは調べてみてね!



▶交通手段(交通費)
→車、電車、新幹線、飛行機、バイク、バス等。
一般ボランティアの場合、最寄りの駅から無料の団体バスが運行している場合も。
また、今回はJRの計らいで、被災地→大阪市内までの新幹線が40%OFFで乗れた事もあり
私は行きはバス、帰りは新幹線を選択。(往復で7000円くらい)
しかし、実際行った見解だと、「自分の車(軽トラ等だと尚よし)」で来れば、後に説明する「寝床・移動手段・活動」全てに使えてかなり便利。次は車で来たい。(災害直後だと交通機関が麻痺している事もあるので、情報収集に努めよう)
もちろん、交通費は自費なので、選択は自分次第。無理のない選択を。



▶寝床
基本的には、自分で用意する。(テント、車中泊、ホテル、ゲストハウス、マンガ喫茶等)
今回は友達が心配するなと言ってくれていたので、大丈夫だろうと、何も考えず行ったが、かなり反省。。
現地で知り合ったボランティア仲間にお世話になったり、友達が貸してくれたテントに泊まらせて貰った。
少し離れた場所だが、ボランティアは無料宿泊(または割安で宿泊)できる宿もあったようだ。
また、ボランティア用のキャンプ施設(一泊1000円とかで泊まれる)が近くに用意されてる場合も。
事前の調査と準備が必要だったと感じた。反省。。


f:id:cos2-mos2-kinmeinatsu:20180810004359j:plain



▶移動手段
泊まっている場所から、現地のボランティアセンター。そこから、支部のサテライト。そして被災した現場へ行く場合、足が無いと困る。
災害支援の為に借りている(貸して下さる方に感謝)車や、車でボランティアに来ている方に乗り合わせて貰う事が多かった。乗り合いで足りる場合と足りない場合があると思うので、要確認。
バイク、自転車もあれば、役立つ。


▶風呂
近くに、銭湯やコインシャワーがある場合も。
お風呂には入れないつもりで、汗拭きシートを持って行ったが、運良く毎日入る事が出来た。
活動に力を入れる為にも、リフレッシュは必要だし、感染症を防ぐ為にも清潔でいる事は大切。被災地近くのコインシャワーは割引などの計らいがあり、被災者の方も多く来られていた。なるべく被災地から離れた場所で風呂に入る気配りも必要だと思う。(ボランティアに気を遣われる方もいらっしゃる)



▶食糧
出来れば全日分持って行くのがベストだが、長期の場合は難しいので、現地で調達。
被災地から少し離れた場所での外食やコンビニ食がメインになるので、栄養失調にならない様に気をつけよう。災害直後や短期だったら、自分の食糧は自分の住んでいる場所から全部持って行きたいところ。



▶水分
基本的には自分で用意する。
救援物資の中には多くの水、お茶、スポーツドリンクがあり、一般ボランティア(短期)も含め、手持ちの飲み物が無くなった場合は、それを飲む事が可能。猛暑の活動では、滝のように汗をかくので、「塩分チャージ」のタブレットも必須。水のみの摂取だと逆に体内の塩分が薄まり、熱中症を誘発させる可能性も。



▶着替えや荷物
汚れても良い、動きやすい服装+(安全)靴(長靴の方が良い場合も)
日焼け止めより、薄手の長袖やアームカバーが便利。帽子やサングラスも◎
作業によってはゴーグル、しっかりしたマスク、ヘッドライトも必須。
手袋は軍手+防水の二重だと最強。タオル、汗拭きシート、除菌シート(アルコール食毒)
常備薬、携帯、(+バッテリー。充電出来ない場合も)ノート、ペン、テントや寝袋等、、、その他各自。

私は綺麗な服は持って行かなかったが、1枚くらいあっても良いかも。長期の場合、休みに観光も出来る。不謹慎と思うかもしれないが、風評被害で観光業に影響のある場所もあり、そこでお金を使う事もボランティアの一つだと思える。


f:id:cos2-mos2-kinmeinatsu:20180810004505j:plain
(各地から集まった、愛の塊、救援物資。水分、手袋、マスク、タオル、安全靴、長靴、塩分チャージ、シャベルやスコップ等の作業道具などが多く見受けられた。ボランティアの準備をする前に、ここで手に入る物は買わなくて良い場合もあるので、事前に確認すると良い)


▶健康とやる気
とっても大切!まさに、健康第一。
現地の方や他のボランティアの方に迷惑をかけない為にも、無理のない活動を。
この時期は特に、熱中症の知識と対策にも力を入れて。
(私は最終日、寝不足と生理痛で迷惑をかけてしまった。。自己管理不足。)




兎にも角にも、ボランティア各位に必要なのは、


「自己管理」「自己責任」「自己判断」の力!
(タビイク※でも同じ事言ってるけど)
※旅人育成企画



ここで、「自己完結力」の大切さを非常に多く強く学びました。



しかし、何が起きるか分からないのが人間であり人生。
ボランティア同士でも、助け合いの場面が多かったのが事実。

被災者を助ける役割を担うと共に、次までに、必要な時にはボランティアの方々にも手を差し伸べられる力をつけていたいと思います。経験者の一人として。



お世話になった方々には、頭が上がりません。

感謝の気持ちは、自分の力に変えて、いつかの困っている誰かを助ける事が、恩返し《恩送り》だと思うので、そうさせて頂きます。




少しでも、自身の経験が次の誰かの役に立てばと、拙い文章ですが、ここに記録として、残します。


知識や認識不足で、誤解を生む表現や、間違い等があった場合は、注意して下さい。
宜しくお願いします。